大阪市内のとある会に参加してきました。会の平均年齢は73歳です。僕などは小僧っ子で隅のほうでじっとしていました。会合の中で中心勢力は80代前半の方々のようでした。90歳代の方もおられましたが、1時間以上の会合で座りもしないでずっと歓談する体力があるようでした。
何名かの方から名刺を頂きましたが、自営の方を除けば名誉職の名刺をお持ちでした。名刺を持っていないという方もおられました。皆さんの様子では、お金には困っておられないようでしたが、平日の昼間に120名もの人が集うということは孤独ということから完全には抜け出しておられないと感じました。
会合で少しお話した方は、自分たちは年金などで恵まれた年代で、老後はお金の心配は少ないけれど、じっと家にいてすることがないのは苦痛なので、時々このような会合に来て親しくなった人と会っていると話されていました。
僕はサラリーマンを卒業したばかりで、この先どのようにして老いていくのかのイメージがまだわきません。これから10年20年をかけてどのように自分の身体と心と環境が変わっていくのかにとても興味があります。
でもこの会に出て一つだけ確信したことがあります。よく食べてよく飲むことがよく老いることと繋がります。会合は立食で沢山料理が出されていましたが結構皆さん飲み食いされていました。
よく食べよく飲むには、身体の順番で考えると、まず自分の歯の維持です。自分の歯で噛み砕かないと美味しくないそうです。
次は胃と腸です。消化と排泄が順調でないと食物がどこかに詰まって食欲が減退します。
最後は運動です。エネルギーを使わないとお腹が空きません。これを面倒がらずに続けることが大切です。
でもこれらはどこかで聞いたことがありますね。そうです、子供のころに両親や先生に言われたことです。
人生のどこかでこれらの言葉に気付いて実行した人は、元気な老後を迎える確率が高いような気がします。