2017年3月26日、放送大学奈良学習センターで開かれた卒業式後の懇親会に同窓生として参加してきました。
奈良学習センターは奈良女子大学の中にあります。
近鉄奈良駅を降りて歩いて10分くらいです。
センター長や事務長は代々奈良女子大学から派遣されているようです。
当日は卒業生のうち、大学院1名、大学5名の方にご参加いただきました。
皆さんそれぞれに苦労して勉学を重ねられたのでお話に重みがありました。
女性の方が5名でしたが、介護や看護をきっかけにして学習の入られた方が多く、学習や研究も実体験に即した内容が多くて感銘を受けました。
その中に70台後半?の女性の方がおられました。
もともと奈良女子大学の教授で物理学博士です。放送大学が奈良にできたときに手伝っていたのがきっかけで、退官されてから学生として入学され全6コースをすべて修了されました。17年かかったと話されていました。(途中3年くらいは客員教授だったそうです。)
山登りがお好きでオーロラやパタゴニア、ネパールやインドとパキスタンの国境あたりに行った話を楽しそうにされていました。
帰りの電車で一緒になったので少しお話を伺ってみました。
在職中から山歩きが好きで休暇を一杯まで使って山に行っていたそうです。急にいなくなるので学生が驚き、帰ってくるときは真っ黒なので学生も笑っていたそうです。
退職してからも山はもちろんのこと、今でも月に3回歩いているそうです。一つ目が東海自然歩道(先日箱根越えをされました)二つ目は琵琶湖一周、三つめが北國街道だそうです。
収入は年金が主体ですが、贅沢などに興味がないので支出が限られており、充分に学習と歩きで楽しく過ごしているとのことでした。
ご自分にとっては、おカネより時間と健康が一番大切とのことです。
別れ際に「人のできないことをやろっ!」と声をかけて頂きました。とても刺激を受けた会話でした。