実際に「定年男子」生活を始める前に、まず現状把握と現状分析をやってみました。
この辺りはかつての職場でPDCAをイヤというほど叩き込まれたのでお手の物です。
まず短い期間ですが家計簿をつけてみました。その結果一か月の生活資金は約20万円となりました。これに交際費や趣味・旅行などが加わります。
(幸いにも住宅ローンは完済してました。良かった!)
年間の生活費は240万円、これに趣味の費用などを加えて300万円超が年間の必要資金です。
収入は61歳から厚生年金の報酬比例部分の給付がはじまります。それにいくらかの企業年金と貯金切り崩しで、年金が本格支給される65歳までは何とかなりそうです。
できれば老後のためにできるだけ貯金を切り崩さずに収入を得たいので、月に5万円程度を稼げる仕事を目標にすることにしました。(これでも大変だと思いますが)
次は仕事の内容を決める前に、仕事に割く時間を決めました。
生活時間を3分割して①仕事時間 ②家族時間(家事などを含む)③自分時間としました。三分の一ずつが理想でしたが、初めは流動的にすることにしました。
家族時間は、昨年母親が亡くなって直接の介護が終わったので、妻に話して家事をすることにしました。
主な仕事は夕食の調理です。
こういう時にクックパッドは便利ですね。レシピが理解できるようになると料理の幅は広がります。
冷蔵庫に残った野菜や手元にある調味料に、どのような材料を買いたして何の料理を作るかを考えるのは良い頭の体操になります。
料理の味がおかしかったら異変がすぐに分かるとか(笑)
自分一人ではなくて食べてもらう相手がいるのが良いですね。作り甲斐があります。
更に自分時間です。
僕の趣味はランニングなので、大阪城公園での週一回の練習会参加や近くの公園などでの練習、奈良の山を始めとする各地の大会参加をして友達とのコミュニケーションを楽しみます。
友達の多くは年下です。
生涯学習や小説を書くこともやっているので、自分時間は増大の一途ですが。(笑)
最後は仕事時間です。長い間、銀行に勤めていたので知識の整理のためにファイナンス関係の資格を取ることにしました。
フィンシャル・プラナーです。2016年6月からCFP試験を受けています。
「定年男子・定年女子」の本に戻ってみると、大江さんの提言は、サラリーマン経験者の老後生活の重要度は下記の順番だそうです。
①人脈(会社のつながりは役に立たない。会社以外の人と繋がる)
②コミュニケ―ションを大切にする。(基本はギブオンリー)
③生活の無駄をなくす
④健康に気を付ける
尚自営業の方へのアドバイスは①老後資金 ②社会保険を大切に ③生活の無駄 ④健康 の順番だそうです。
自分の「定年男子」プランと合わせてみると、趣味のランニングや家事のおかげで最小限のコミュニケーションは作れているようです。あとは仕事で仲間を作ることができるかですね。
大江さんはサラリーマンの定年後はお金よりも孤独を心配したほうがよいとのご意見です。
それでもお金は大切なので、生活資金の計算をしてみたのですが、さらに身の回りを見て生活の無駄を省く必要ありと思います。
健康維持は趣味のランニングを続けたいと思っています。
ちなみに井戸さんは「定年女子」についていくつか提言されています。
女子には定年が二度ある・・旦那が定年で自宅に帰ってくるときと自分の定年だそうです。
女性が男性より長生きすることが多いので、「定年女子」のほうが自分の年金額を早く知って老後資金に備えるべきだとのご意見です。
その心は:
老後になって自分の健康に不安がある状態で、自分の介護を自分で行うときに頼りになるのは
「お金」だからだそうです。
お二人のお話を聞いて、本を読んでみると、CFP試験に合格したら「定年男子・定年女子」予備軍の方々にお役に立つような仕事をしてみたいなと思います。
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