少し以前の話ですが、トランプ時期アメリカ大統領が台湾総統と電話で会話したという記事を見て、脈絡もなく旧ソビエト連邦のゴルバチョフ大統領を思い出しました。
ゴルバチョフが出てきてペレストロイカを言い出して数年後、それまでの秩序が崩れ紆余曲折を経て共産主義陣営は崩壊しました。
建国以来、拡張を続け自由主義陣営の一強となったアメリカ合衆国も転換点を迎えて、トランプ大統領のリーダーシップとそれによる混乱次第では、もしかしたら何らかの自壊の道を歩むような気もします。
もとより一市井人の僕には、世界情勢を判断する能力もないし、ましてや予知する力もありませんが、なにやら新しい潮流が流れ出しそうな予感はします。
これまでのアメリカならば、自由主義陣営の結束を固めて中国やロシアを封じ込めるために、TPPやNAFTAを推進しそうですが、トランプ次期大統領は、自由主義陣営全体のことより、まずアメリカ一国の繁栄が念頭にあるようです。
そうなると第二次世界大戦後にアメリカの影響を大きく受けてきた日本の状況も大きく変わることでしょう。
日本政府の収入が支出の半分しかなくて、不足分を国債という借金で賄っていることは、すでにほとんどの日本国民が知っています。
専門的な経済や財政の議論はありますが、個人の常識で考えればこのような状態は長続きしません。
少子化と高齢化が進み、生産性が上がらずに国力が低下すれば、社会保障や医療費など社会制度の大きな見直しや給付の中断を迫られるでしょう。
過去の歴史を見れば、大きな変化は暴力とともにやってくることが多いので、老後を迎えるものとしては、できるだけ穏やかに変化することを望むだけです。
個人として予測もできない大きな変化に備えることは難しいので、僕としてはできることをやっておくしかないと思っています。
簡単に言えば、
家の中にこもっていると孤独になる恐れもあります。
何よりも情報の中で最も大切な口コミ情報が入ってこなくなるので、できるだけ外に出てほかの人と会話するように心がけています。
身の回りの小さな変化で、大きな潮流の流れを感じることもあるかもしれませんからね。
これからは、老後生活といっても絶えず周囲にアンテナを張って、緊張感をもって世の中を見ていかないと思わぬところで足をすくわれるような気がしています。
考えてみればこれが世の中の普通の姿で、今までが平和で暢気すぎたのかもしれませんね。