定年になったら主な収入は年金になります。あとは貯蓄の取り崩しです。
年金と貯蓄だけでは生活できないと言って働く人もいます。
でも低賃金だし、仕事も自分の能力を生かせないとも言います。
生活資金は三つの要素で成り立ちます。
①収入
②支出
③資産運用
定年になって収入を増やすのが難しいならば、支出を削るか資産運用をすることになります。両方とも結構な努力が必要です。
ところで生活時間は別の三つの要素で成り立ちます。
①仕事時間
②家族時間(家事や介護なども含む)
③自分時間(趣味も含む)
定年になって大幅な収入の増加が見込めないならば、生活時間を家事や介護、または自分の時間に割り振ることで支出を減らす工夫をしてはどうでしょうか?(お金のかかる趣味を持つ人は別ですが)
「人生は死ぬまでの壮大な暇つぶし」といった人がいるそうですが、老後の課題は有り余る時間をどのように過ごすかでしょう。生活資金を考える前提に、生活時間の方向性を変えてみるのもよいかもしれませんよ。
もちろん健康でいることが条件ですが。