社会人になったときに生命保険は入らないといけないと教えてくれたのが誰だったかよく思い出せません。
両親だったか、友人だったか、会社の先輩だったかはわかりませんが、生命保険というものは、まさかの時に自分を助けてくれる素晴らしいシステムだと思い込んでいました。
定年退職を迎えて、幸いにもサラリーマン期間中に入院特約を含め生命保険のお世話になることはありませんでした。
その代わりに父親が亡くなったときに母親に代わって生命保険を受け取る手続きをしました。
たまたまでしょうけれど、これがかなり面倒でした。
いろいろな書類が必要なことはもちろん、先方の事務ミスが重なって保険会社の担当者や支店長が印鑑をもらうために何度か自宅にやってきました。
生命保険会社は必ずしも保険契約者が期待するようにあっさりと払ってはくれませんでした。
そのあとで生命保険に疑問を持ちました。長い間掛け金を払ってきて、どれくらいの効果があるのか?
そこで自分の生命保険の「ご契約内容のお知らせ」をじっくり見て、毎月の掛け金×これまでの月数で計算した金額を現在の解約返戻金と比較したところ約半分の金額になりました。
若いころに入った保険なので知識が無くて、終身保障に比べて定期保障をかなり大きくしたので保険料の掛け捨て部分が大きくなりました。ある時期に、定期特約を縮小するとか、保険を解約するなどの見直しをすべきだったかと思います。
保険の見直しをしなくて保険料を満期まで払い続けたのは給与からの天引きが理由でした。給与引き落としは貯蓄にはベストの手段ですが、全部に万能とはいきませんね。(笑)