2016.12.11奈良マラソンを走ってきました。
当日は最低気温1度、最高気温9度という寒さの中を約1万人のランナーが古都奈良から天理まで往復42.195キロを走りました。
奈良マラソンを走るのは2010年の第一回大会以来6年ぶりですが、当時はランナー数こそ1万人でしたが沿道で応援してくれる人も少なく、奈良公園の鹿がのんびりと座り込みながらランナーたちが通り過ぎてゆくのを眺めていたことを覚えています。
今年は沿道の応援も大幅に増えていました。
何よりも高校生や大学生のボランティアが給水エイドなどできびきびと動き、大声で声援を贈ってくれたことがとても印象に残りました。
現代の高校生や大学生は結構多忙です。他にやりたいことや遊びたいことが沢山あるのに、イベントのボランティアに大勢が参加するのはランナーとしては感激です。
僕の記憶では、ボランティアへの熱意が高まったのは阪神淡路大震災くらいからではないでしょうか?そのあとの東日本大震災や熊本地震でも多くのボランティアが駆けつけました。災害だけではなく、最近はマラソンのようなイベントにもたくさんの人がボランティアに従事します。
今年は僕も大阪マラソンのボランティアに参加しました。
交差点の沿道整理に当たりましたが、警察の指示に従って沿道の観客を道路に入れないようにしつつ、応援に支障のないように気配りするという仕事でした。
大きな交差点だったのでチームは四隅に分かれてそれぞれ沿道整理に当たりました。その中で全体のリーダーに任命された方が、大会関係者や警察と打ち合わせしながら、我々の仕事状況をチェックするために巡回されていました。
ボランティアのリーダーは結構大変な役目です。
利害関係も上下関係もない人たちを指揮して一つの成果を出します。沿道整理のように、何事もなくて当たり前で何かあれば大変という仕事も多く神経を使います。
やってみて思ったのは、この経験は子供たちの学習に役立つだろうなということでした。奈良マラソンでは多くの若い人がボランティアとして参加してくれているのを見て、すごく明るい気分になりました。